食べる事で、真皮へ届く

口から摂取したアロエステロール®がどのように体内で動くのか変化を調べたところ、アロエステロール®はリンパ液に吸収されることが確認されました。さらに7日間継続摂取後の各組織を調べたところ、アロエステロール®は肝臓にも存在していました。肝臓は成分を取り込んだ後に徐々に血液中に放出し、血流に乗った成分は、各組織に運ばれる事が知られています。経口摂取したアロエステロール®は血管が通っている「真皮」へも到達すると考えられます。

アロエステロール®の体内吸収 概念図

線維芽細胞に働きかけて、コラーゲンとヒアルロン酸の産生を促す

アロエステロール®摂取後の線維芽細胞 概念図

真皮に存在する線維芽細胞へのアロエステロール®の作用を確認するため、ヒト皮膚線維芽細胞にアロエステロール®を添加し、培養したところ、アロエステロール®を添加していない場合と比べて、なんとコラーゲンで約2倍、ヒアルロン酸で約1.5倍に産生量が増加。こうした実験で、アロエステロール®によって、コラーゲンとヒアルロン酸の生成が促進されていることを確認。同じようにヒトの体内でもコラーゲンとヒアルロン酸の産生を促すと考えられます。

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コラーゲン約2倍、ヒアルロン酸約1.5倍の産生量を実証

Check Point

まず、線維芽細胞を用いて、コラーゲンとヒアルロン酸の合成酵素の遺伝子発現に対するアロエステロール®の作用を調べました。線維芽細胞に各濃度のアロエステロール®を添加して、24時間培養した後、I型コラーゲン合成酵素 (COL1A1)と、ヒアルロン酸合成酵素 (HAS2) の遺伝子発現を、定量的PCR法で測定。コントロール群に比べ、コラーゲン合成酵素遺伝子発現は約2倍、ヒアルロン酸合成酵素遺伝子は約1.4倍と、発現が有意に増加していることを確認しました。
さらに、実際のコラーゲンとヒアルロン酸の産生量についても調べました。線維芽細胞にアロエステロール®を各濃度添加し、48時間培養後に培養液中のコラーゲンとヒアルロン酸の量を、コラーゲン測定キット、ヒアルロン酸ELISAを用いて測定。コントロール群に比べて、有意にコラーゲンの産生量は約2倍、ヒアルロン酸の産生量は約1.5倍に増加していることが確認されました。

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肌を内側から再生する

図)化粧品とアロエステロール®の作用の違い

化粧品で肌を外側からケアする場合、成分が到達する範囲は通常表皮まで。それに対して、アロエステロール®は、口から摂取した後、血中に移行し、体の内側から皮膚の真皮に到達。真皮に存在している線維芽細胞を活性化し、コラーゲンやヒアルロン酸の産生を促すことができます。つまり、アロエステロール®によって、化粧品による外側からの肌ケアだけでなく、食べて、内側から美肌効果を得られる「新しい美容方法」が可能になるのです。

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皮膚のバリアの機能、潤いに明らかな違い

肌がかさついたり、荒れていると、皮膚のバリア機能が衰え、紫外線など外部からの刺激を受けやすくなるとともに、皮膚から水分が蒸発しやすくなります。「経皮水分蒸散量」は、皮膚のバリア機能、「角層水分量」は、皮膚の保湿性の指標とされています。下グラフのように、アロエステロールを12週摂取した群の経皮水分蒸散量は、対照と比較して有意に低い結果が得られました。また、角層水分量に関しても、アロエステロール摂取群は、摂取4週目以降、対照と比べて有意に皮膚の水分量が増加しました。

図)軽皮水分蒸散量
図)皮膚水分量

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数々の指標で、皮膚のハリ(弾力性)の増加を確認。

図)年齢と皮膚の弾力性(R値)

紫外線や加齢により真皮のコラーゲンなどが減少することで、皮膚は弾力(=ハリ)を失い、シワやたるみが生じます。皮膚の弾力を確認する指標は、皮膚を引っ張ったときの伸びや放したときの戻りなど、いくつかありますが、右図のように加齢により3つの弾力性指標(R2、R5、R7)が低下することがわかっています。

皮膚粘弾性(弾力性)の測定と指標

弾力性のパラメーター

R2: 総弾性。UAとUFの比。
UFは、最初の測定サイクルの終わりでの皮膚の最大拡張、UAは、UFとR1(最初の測定サイクル後の残存歪の高さ)の差
R5: 正味の弾性。URとUEの比。
URは、緩和時の弾性伸びの高さであり、UEは、プローブに吸い込まれた際の弾性伸びの高さ
R7: 回復の弾力。URとUFの比。
引きあげた皮膚に対して弾性特性が現れる瞬間的な戻り率。
図)皮膚粘弾性(弾力性)の測定と指標

今回の試験から、アロエステロールを摂取した群は、対照と比較して3つの指標すべてにおいて、統計学的にも有意な結果を得たことから、アロエステロールの継続摂取が、皮膚の弾力を改善することが明らかになりました。

アロエステロール摂取・非摂取群による皮膚粘弾性の比較 (R値)

図)アロエステロール摂取・非摂取群による皮膚粘弾性の比較 (R値)

皮膚を引きあげる吸引と解放を連続して繰り返すことで、皮膚がどれだけ回復力を維持しているかを調べることができます。そして、その指標となる弾力性の数値であるF3は、老化とともに低下することが知られています。
試験の結果、アロエステロールの摂取群は対照群に対して有意にF3が増加し、摂取を継続することで、皮膚の回復維持力が高まることが確認されました。この結果から、アロエステロールは、皮膚の健康維持に役立つことが明らかになりました。

図)アロエステロール摂取・非摂取群による皮膚弾力の回復維持力

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「アロエステロール®」の摂取により、真皮層のコラーゲン密度スコアが増加

下の画像は、試験前後のアロエステロール摂取者・非摂取者の、「DermaLab」による超音波画像です。アロエステロールを摂取した人では、エージバンドのエリアが小さくなったり、コラーゲン密度が高いエリアの増加が観察されました。
ちなみに、アロエステロール摂取の画像は、30代と40代の女性ですが、30代の女性より40代の女性の方が、試験前からコラーゲン密度が高く、実年齢と肌年齢は、必ずしも一致しないことがわかります。

アロエステロール摂取・非摂取群によるコラーゲン密度の比較(DermaLab)

図)非摂取
図)アロエステロール摂取

右のグラフは、各被験者の超音波画像から自動計算で算出された、コラーゲン密度スコアの変化量を示しています。
対照群は、試験期間中にコラーゲン密度が低下しましたが、アロエステロール摂取群は、コラーゲン密度が増加しました。この結果も、群間また試験開始時と終了後の両方において、アロエステロール群で有意な差がでています。

アロエステロール摂取・非摂取群による コラーゲン密度スコア(DermaLab)

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