体脂肪の蓄積を防ぎ、体脂肪を減らす

図1) 体脂肪低下(ヒト)
図2)脂肪蓄積抑制

アロエステロール®の効果は美肌効果に限りません。他にも、美容に嬉しい効果が確認されています。そのひとつが、体脂肪に対する効果です。

この効果を調べるため、アロエステロール®を含む錠菓を8週間摂取する実験を行ないました。アロエステロール®が入っていない対照群に比べ、アロエステロール®摂取群の体脂肪率の減少が大きいことが認められています(図1)。

また、脂肪蓄積予防効果を調べるべく、肥満モデルにアロエステロール®を毎日経口摂取させ、3か月後にX線CTによる体脂肪量測定を行ないました。その結果、内臓脂肪および皮下脂肪ともに、肥満モデルの対照群では正常(薄青:対照)の約3倍の脂肪が蓄積。一方、肥満モデルのアロエステロール®群では、脂肪量が有意に低値を示しました。体脂肪率に関しても、アロエステロール®摂取群で有意に低いことを確認しています。

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血中脂質にも改善効果を発揮

図3)脂質代謝改善

さらに、血中脂質へのアロエステロール®の作用も検討しました。肥満モデルにアロエステロール®を毎日経口摂取させ、1か月後に血中脂質を測定。肥満ではない対照と比べると、肥満モデルでは、血中の中性脂肪、総コレステロール、遊離脂肪酸のいずれも有意に上昇していましたが、アロエステロール®摂取によって、有意に低値を示すことが確認されました。この結果により、アロエステロール®は脂質代謝改善効果を有することが示されました。

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血糖値上昇を抑制、インスリン抵抗性を改善する、抗糖尿病への効果を確認

図4) 血糖値上昇抑制
図5) インスリン抵抗性改善

もう一つアロエステロール®の効果が、血糖値上昇予防の効果です。この効果を調べるため、糖尿病モデルに、アロエステロール®を毎日経口摂取させ、随時血糖値ならびに、過去1~2ヶ月間の血糖状態をあらわすヘモグロビンA1c値の測定を行いました。 正常の状態では100前後である随時血糖値が、糖尿病モデルでは時間経過とともに血糖値が上昇。しかし、アロエステロール®の摂取により、血糖値の上昇が有意に抑制され、ヘモグロビンA1c値も、有意に低値を示すことが確認されました(図4)。アロエステロール®は抗糖尿病効果を有すると考えられます。

また、血糖値の上昇を防ぐだけでなく、インスリン抵抗性を改善する作用も認められています。糖尿病モデルにアロエステロール®を毎日経口摂取させて、開始1か月後に糖負荷試験を実施した結果、アロエステロール®摂取群では、糖負荷後の血糖値上昇が明らかに抑制されていることがわかりました。また、糖負荷15分後の血中のインスリン値もアロエステロール®摂取群で高値を示しました(図5)。以上の結果から、アロエステロール®は、インスリン感受性を高めることによって、耐糖能異常を改善していると考えられます。

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「脂質を燃やす働きを促進する効果」を、遺伝子レベルで実証

Check Point

アロエステロール®摂取1か月後の肝臓での遺伝子発現の解析を行ないました。糖や脂質の代謝を制御している核内受容体(PPARa RXRa)、脂肪酸の取り込みに関わるタンパク(Fatp1, Acsl1)、またβ酸化関連酵素(Cpt1a, Acox1)の発現量がいずれも増加していることを確認。この結果から、アロエステロール®は脂肪酸の取り込み、ならびに取り込まれた脂質を燃やす働きを促進していると考えられます。また、肥満状態では、糖代謝を制御するインスリン感受性に関係するINSR、IRS1/2、PI3Kの遺伝子発現量が減少し、インスリン抵抗性*が生じていましたが、アロエステロール®摂取によりインスリン感受性関連遺伝子発現の低下が抑制されることが確認されています。

*インスリンの効きが悪くなる状態で、高血糖を招くことが知られています。

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